概要
アンダーレイ (アクセス回線の回線種別など) に依存することなく、仮想的なネットワークを構築できます。ネットワークの設定や運用の際に、アンダーレイ回線を意識する必要がなくなります。
※セキュアパッケージではご利用になれません。
メリット
「キャリア制限によるサービス提供外」とされた拠点にも対応
従来では、いわゆる「キャリア制限」によりアクセス回線を敷設できなかった拠点に対しても、お客さまの希望のままにアクセス回線を選び、ネットワークを構築できます。接続条件を満たしていれば、地方ケーブルテレビ回線や他キャリアのイーサ回線などもご利用になれます。
迅速な拠点追加
既設のアクセス回線を流用し、本サービスを利用可能です。また、敷設の期間が短い暫定回線を利用し、クイックな拠点追加を実施することも可能です。
アンダーレイネットワーク上に構築も可能
ご利用中のVPNサービスや自社構築のインターネットVPNの置き換えではなく、既設のネットワークの上に、新しく別のネットワークを構築することもできます。事業統廃合や企業合併などにより、既存のネットワーク変更が難しい場合でも、既存ネットワークを変更することなく、論理的なネットワークをオーバーレイで構築でき、ネットワークを一元管理・運用できます。
機能
アクセス回線種別に依存しないオーバーレイネットワークを簡易に構築できるため、既存のアクセス回線を流用したり、既存ネットワークを変更したりすることなく、論理的にオーバーレイネットワークを構築可能です。オーバーレイネットワークのみを管理・運用すれば良いため、ネットワークの管理・運用負荷を軽減できます。
お客さまにて、次のアクセス回線をご用意ください。
回線種別 | 特徴 |
---|---|
ブロードバンド回線 | PPPoEを用いた認証を行うベストエフォート回線です。エッジ装置に回線を接続する前に、コントロールパネルからPPPoE接続の設定をしてください。 |
DHCPアクセス回線 | 一部のケーブルテレビ会社が提供するDHCPで、IPアドレス払い出しを行うアクセス回線サービスはエッジ装置をそのまま終端可能となります。 |
イーサ / 専用線 | 固定IPアドレスで接続するアクセス回線サービスやBGP4による経路交換が必要なアクセス回線サービスです。現状はDHCP又はPPPoE接続だけのサポートとなるため、固定IP(static)やBGP4でイーサや専用線と接続する場合には、別途DHCP機能を有するルーターをご準備ください。 |
既設VPNやインターネットVPNの上にオーバーレイネットワークを構築する場合は、以下のページに掲載している条件を満たす必要があります。