概要

SD-WANの集中管理機能、トラフィック可視化および制御機能を、閉域ネットワークとセットでご利用になれます。お客さま宅内回線は、コストパフォーマンスに優れたベストエフォート光回線をIPoEで接続し、低遅延で輻輳が発生しづらいネットワークを構築できます。

メリット

従来型VPNの閉域ネットワークと、SD-WAN機能のいいとこどり

多くのお客さまが利用されているエントリーVPNの特徴である「閉域ネットワーク」と革新的な「SD-WAN」機能の特徴をどちらもご利用になれます。
「SD-WANには興味があるが、企業ネットワークにインターネット回線を利用することは抵抗感がある」というお客さまから頂いた声をもとに、日本の企業が求める安全性を提供します。

IPoE接続による、PPPoEの輻輳を回避した低遅延なネットワーク

社会的なインターネットトラフィックの増加に伴いPPPoE接続時のフレッツ網が混雑し、通信遅延が発生します。IPoE接続の場合、安価なベストエフォート光回線を利用しながらもNGN網を経由した低遅延な通信が可能となり、快適な企業ネットワークをご利用になれます。

Office 365、Windows Updateをオフロード、センター拠点をスリム化

Office 365利用時の多数のセッションや、Windows Updateによるバースト的なトラフィックを、センター拠点を介することなく閉域網内からオフロードすることで、オフィス環境の整備、業務アプリケーション導入に伴う設備増加を回避し、インターネットへの接続点をスリム化することができます。

機能

閉域ネットワークとIPoE

本機能では、インターネットを介さず、拠点のエッジ装置からフレッツ回線を経由し閉域ネットワークでDプレーントンネルを確立します。閉域ネットワークへはIPoE方式により接続します。
多くの企業が採用しているエントリーVPNと同様の構成のまま、低遅延なネットワークとSD-WAN機能をご利用になれます。

代表的なSD-WAN機能

  • 遠隔設定変更
  • トラフィックの可視化
  • トラフィックのオフロード ( 別途、インターネットオフロードGWプランの契約が必要です。)

※オーケストレーターはインターネット上にありますので、Cプレーントンネルはフレッツ回線のPPPoEセッションを用い確立されます。
※PPPoEセッション経由のインターネット上でもDプレーントンネルは確立されますが、お客さま通信が閉域ネットワーク上のトンネルのみを経由するように制御しています。

対応するフレッツ回線種別は以下の通りです。

NTT東日本エリアで対応している回線種別一覧 NTT西日本エリアで対応している回線種別一覧
フレッツ光ネクストファミリータイプ フレッツ光ネクストファミリータイプ
フレッツ光ネクストファミリー・ハイスピードタイプ フレッツ光ネクストファミリー・ハイスピードタイプ
フレッツ光ネクストギガファミリー・スマートタイプ フレッツ光ネクストファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼
フレッツ光ネクストファミリー・ギガラインタイプ

※光コラボレーション回線種別は、フレッツの回線種別相当に準じます。

インターネットオフロードGW

Windows UpdateとOffice 365(制御可能なアプリケーションにMicrosoft Teamsは含まれません。)のトラフィックを、センター拠点を介さずに、閉域ネットワーク内のインターネットオフロードGWを経由して通信させることで、エントリーVPNで起こりやすいセンター設備の輻輳を回避します。
Windows Updateの通信速度を一定に制御しているため、Office 365の通信を圧迫しません。

※「フレッツ」等は、NTT東日本・NTT西日本の登録商標です。
※Windows およびOffice 365 は、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。

提供機能(セキュアパッケージタイプ):インターネットオフロードゲートウェイプラン