概要

お客さまの指定したトラフィックのみ、各拠点のエッジ装置から直接インターネットへ通信させることが可能です。これによりセンター拠点向けトラフィックの過剰な集中を防止できます。

※セキュアパッケージの場合、「インターネットオフロードゲートウェイ」オプションにて代替できます。詳細は 閉域ネットワーク ( IPoE ) を参照ください。

メリット

帯域増速によるネットワークコストを削減

重要度の低い通信を、拠点のエッジ装置から直接インターネットへ通信可能。これにより、従来であれば、インターネットへのトラフィック集中に対し、帯域増速にかけていたネットワークコストを削減できます。

センター設備も増設不要

セキュリティポリシー上、センター拠点にてインターネット接続を集約した構成の場合、SaaS利用増の影響により、「ファイアウォールやUTMなどセッション数が不足してしまう」といった課題がありました。本機能では、各拠点のエッジ装置から直接インターネット接続することで、センター拠点における設備増設が不要となり、また、各拠点でも快適にインターネットを利用できるようになります。

Office 365も快適利用が可能

拠点からインターネットブレイクアウトさせる通信の種別をアプリケーション単位で設定することもできます。通信先のIPアドレスを固定しづらいOffice 365などのアプリケーションを識別できますので、センター拠点を経由させずに、セッション数やトラフィック量の多い特定のアプリケーションのみ各拠点から直接通信させるように制御できます。また、通信先のIPアドレス / ポート番号が特定できていれば、任意の通信先をお客さまが指定することも可能です。これにより、センター拠点に集中していた通信が分散されますので、Office 365などのアプリケーションを快適に利用でき、コスト増も抑制できます。

機能

本機能は、拠点のエッジ装置からインターネットに直接通信をさせることにより、トラフィックの分散を可能にする機能となります。単純にすべてのインターネット通信を拠点のエッジ装置から直接接続させるのではなく、通信IPアドレスやプロトコル単位およびDPI識別によるアプリケーション単位で通信を選択。判定条件を個別に設定できるため、お客さまの業務上重要な通信だけに本機能を適用させることが可能です。

提供機能(オーバーレイタイプ):インターネットブレイクアウト

※Windows、Office 365、Word、Excel、PowerPoint、OneDrive、SharePointおよびExchangeは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。