SD-WAN（IPoE方式）は
エントリーVPN（PPPoE方式）より、
通信速度が約４倍早い！
PPPoE方式とIPoE方式で実際にどれぐらいの差が出るのか？多くの方が気になっていると思います。
そこで、PPPoE方式とIPoE方式（Master’sONE CloudWANセキュアパッケージで採用している通信方式）を比べ、どの程度の通信パフォーマンス向上を見込めるのか実証してみました。
比較したネットワーク構成・検証内容
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PPPoE 方式
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IPoE方式
上記の通り、通信方式としてPPPoE方式とIPoE方式（Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージで採用している通信方式）の速度比較をするため2つの環境を用意しました。
構成１はPPPoE方式を使用したお客さまのネットワーク環境を想定した疑似構成（弊社のエントリーVPNサービス拠点①(＋オーバーレイ)＞弊社のエントリーVPNサービス拠点②(＋オーバーレイ)＋FTPサーバー）です。
構成２にてIPoE方式を利用した場合の当社Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージ環境（セキュアパッケージ拠点①＞Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージ拠点②＋FTPサーバー）を用意し、本検証環境にてFTPサーバーからファイルを転送し、ダウンロード速度を測定しました。
ビジネスアワー（平日日勤帯）に、5回に分けて速度測定及び遅延値測定を実施し、5回の平均値を実力値として検証をしています。
検証結果
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PPPoE 方式とIPoE方式との比較表
構成1が一般的なエントリーVPN、PPPoE方式での速度結果です。iperfは速度測定を行っており、pingは遅延値を図っています。
構成2がIPoE方式による、Master’sONE CloudWAN セキュアパッケージの速度結果になります。
速度は約3～4倍速くなり、遅延は1/4～1/３程度になっていることがわかります。
※Windowで標準提供されているツールで検証は可能です。
Windowsアイコン＞Windowsシステムツール＞コマンドプロントを開き、コマンドを入力することで、通信速度や遅延を測れます。
（※例１ご参照ください）
※例１ コンマンドプロンプト参考画面
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PPPoE方式
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IPoE方式
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※Ping測定、32byteにて実施。各10回の5セット、Avgを表記。また、フラグメントさせる為に2,000byteも実施、
1-2/ms遅れるのみでIPoEとPPPoEとの差分は見いだせなかった為、結果は割愛しています。
※iperf TCPトラフィックをServer側にて10秒間のうち、xxMByteのトラフィック量を受信し、ビットレートがxxMbpsであったことを示しています。
今回はServer側受信のビットレートを表記としています。
検証結果からわかる！
作業効率化
転送時間を約1/5に短縮できる
速度についてPPPoEでは100MBを45秒かかっていましたが、IPoEではわずか9秒で転送でき、約1/5に短縮できました。
結果からクラウド上にある容量の大きいデータを閲覧・活用するのも、軽快に動作する環境を構築できます。
遅延値は、PPPoEでは12msですが、IPoEでは4msとなり、約1/3に短縮でき、リアルタイム性が求められる通信に有効となり、例えばWEB会議などの利用シーンでスムーズな通信で会議できるようになります。
効率化に加えて
セキュリティの向上も
閉域ネットワークに加えて新機能で
不正アクセスも防ぐ
従来のオーバレイ型のSD-WANとは異なり、閉域性を保つネットワーク構成なため、インターネットと隔離できることで、セキュリティを確保できます。
加えて2019年度にはセキュリティ機能を強化する予定となっており、クラウド上のセキュリティゲートウェイを経由することで、業務に関係のないWEB閲覧や外部からの不正アクセスを防ぐことができるようになります。
導入するメリット
コストダウンも実現
エントリーVPN利用企業にとって、一般的なSD-WANではフレッツ回線が2本必要でコストアップになってしまいます。
CloudWanセキュアパッケージならフレッツ1回線でSD-WAN機能を利用でき、コスト削減を実現できます。
トラフィックの可視化が可能に
CloudWANコントロールパネルではトラフィック可視化に加え、回線品質も確認することができます。事前のトラブルの対処が可能です。
○トラフィック可視化
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○回線品質参考
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